アサーショントレーニング（Assertion training）
お子さんや部下・後輩への教育で、
「何度も言ってるのに出来ない！」「なんで分かってくれないの？」
などとイライラしたり、また
「あぁ～言い過ぎてしまった 」 とか 「言わなければ良かった・・」
などと 後悔したご経験はないですか？
実は、叱る・怒るという教育方法は、
相手の脳の中に「叱られた」という記憶しか残らない場合がある
と 心理学者の方がおっしゃっていました。
そこで、その心理学者の先生が薦めていたのが
アサーショントレーニング（Assertion training）です。
自分・相手の人権 (アサーティブ権) を尊重した上で、
自分の意見や気持ちを その場に適切な言い方で表現出来るようにする
というのが アサーショントレーニング（Assertion training） で、
全国各地で 講演会や講習会などが開催されているようですし、
ある中学校では教育プログラムの中に取り組まれているそうです。
教育以外でも、例えば「断りたいのに断れない」
という方は 少なくはないと思います。
なぜなら、日本の教育が 「自分のことよりも、まず相手のことを考える
事を美徳とする」 といった一面があるからです。
そういった方も このトレーニングを受けると良いそうです。
アサーショントレーニング（Assertion training）の
基本的な考え方は以下の４つだそうです。
1.自分も相手も大切にした自己表現。
2.自分の気持ち、考え、意見などが、正直に、率直に、
その場に相応しい方法で表現。
3.意見や考えの食い違いが起こった時は、お互いの意見を出し合い、
譲ったり、譲られたりしながら、双方にとって納得のいく結果を出そうとする。
4.相手も自分も満足でき、お互いさわやかな気持ちになれる。
相手の人権・人格を尊重して、その場で適切な表現をするというのは、
確かになかなか出来ない事かもしれません。
相手のことも考えず、言い過ぎてしまったり、逆に相手のことを考えすぎて
自分の言いたい事が言えない。 どちらもあり得る事だと思います。
でも 訓練や自分の意識で、適切に表現できるようになれば、
教育や人間関係も、きっとより素晴らしいものになるかもしれませんね
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